業務委託による事業とは、請負事業主が依頼主と業務委託契約を締結して、請け負った仕事の完成を目的として業務を行なうことを指し、「業務請負会社が雇用する労働者」と「依頼主」の間に指揮命令関係が無い点で労働者派遣とは異なります。
業務委託による事業は、労働者派遣法の規制を受けません。業務内容や業務受託期間などについては契約当事者間で原則として自由に定めることが出来ます。

業務委託の最大のメリットは、「人件費を主とした諸経費のコスト削減」労務管理を主とした管理業務の簡素化にあります。
しかしそれだけではなく、業務委託を有効活用することにより、業務計画に基づいて従業員の増減などの雇用調整が計画的に行え、勤務時間などは状況に応じた柔軟な対応が可能になります。また、業務計画に合わせた適正な人員配置ができ、企業のスリム化、市場環境の変化にフレキシブルに対応した運営も可能、生産性の向上も一挙に実現できます。